Blenderで人体モデリング【第08回】
そろそろスギ花粉の季節でしょうか?
この時期は1にヨーグルト2にヨーグルト34もヨーグルト5もヨーグルトな制作の小林です。
毎年この時期になると思い出す、まだ花粉症の認知度が低かった小学生の頃の窓全開な教室。。。(しかも窓際)
今の学校ってなにか対策とかしてるんですかね?いずれにせよ神経が鋭敏な子供には辛い季節かと思います。
さて前回は髪の作成したので今回は服の作成をしていきます。
裸じゃ寒いからね
服のモデリング方法
体から服にする部分を選択し複製Shift+Dし、別のオブジェクトに分離p>選択物
分離したオブジェクトを編集モードで収縮/膨張Alt+Sで体より少し膨らませる
オブジェクトを半分削除しモデファイヤー>ミラーをかけ、
ループカットや押し出しなどで調整していく
上下を作ってこんな感じ、
厚みをつけたい場合はお好みでモデファイヤー>厚み付けをかけてもよい
ハイポリの場合このままでもいいですがローポリや動かしたときに体と服のオブジェクトが重なったり突き抜けたりするのが気になるという方はいっそのこと一つのオブジェクトにまとめてしまうといいかもしれないです。(服に隠れた体のポリゴンは削除してしまう)
服は出来上がりましたがしわがなくのっぺりして不自然な感じなのでミラーを適用させて今度は服のしわを作っていきます。
服のテクスチャ
服の脇下にシームを付けUV展開、エクスポート
ここからテクスチャを作成して貼るのですが、ただ貼るだけではのっぺりしたままなので今回はノーマルマップという方法を使ってテクスチャに質感を与える方法をご紹介します。
NVIDIA Texture Tools for Adobe Photoshopのインストール
PhotoShopにNVIDIA Texture Tools for Adobe Photoshopをインストールするため下記URLの「Download」をクリックし自分のOSにあったファイルをダウンロード
https://developer.nvidia.com/nvidia-texture-tools-adobe-photoshop(別窓)
ダウンロードしてきたファイルをインストール
(Email欄は配信情報を受け取る場合に入力するので不要な場合は未記入し、「No, thanks!」を選択して「Next」)
インストール完了後Photoshopを開くと「フィルター」に「NomalMapFilter」が追加されているのを確認します。
テクスチャの作成
まず普通にテクスチャを作成
統合レイヤーCtlr+Shift+Alt+Eでレイヤーを一つ作成しフィルター>NVIDIA Tools>NormalMapFilterを選択
今回は以下のように設定
OKを押すとノーマルマップが書き出されるのでJPGで保存
服のテクスチャはいつも通り読み込み、その下にノーマルマップのテクスチャを設定
ノーマルマップのテクスチャは 影響のカラーのチェックを外し、ノーマルにチェックを入れる
書き出すと光の当たり方や光力に応じて凹凸が出来上がります。
ポリゴンの凹凸は最低限に抑え、凹凸の表現ができるので大変便利です。
特に木材や石・レンガのような複雑な凹凸、肌のような微細な凹凸など、ポリゴンやテクスチャだけでは再現しきれない部分に適しています。
(ノーマルマップが作成できる環境がないというかたは白黒画像でも一応代用は可能です。)
今回はここまで
髪も服も次回はいよいよボーン(骨)を入れて動かしていきたいと思います。
それではお疲れ様でした。