やる気のスイッチ?
こんにちは。制作の田中です。
やらなければいけないことがあるのに、なかなか取りかかれない、ついつい先延ばしにしてしまう、そんなことはないでしょうか?
書店に行くと「やる気」についての本が並んでいます。
『やる気のスイッチ!』、『「やる気」が出る心理学』、『「やる気」のある自分に出会える本』、『めんどくさくて、「なんだかやる気が出ない」がなくなる本』etc…。
たくさんありますね。
裏を返せば、それだけ自身の「やる気」を引き出せないと悩んでいる人が多いということでしょうか。
そんな「やる気」のない怠け者のわたしやあなたの為に、今回は「やる気」について考えてみたいと思います(あくまでわたし個人の意見です。「そんな考えもある」くらいの軽い気持ちで読んでくださいね)。
やる気のスイッチなんてない
書いた端からなんですが、結論から書きます。
やる気のスイッチなんてありません。
これが真実です。
ある作家兼ライターの方の講演を聞きに行ったときのことです。その方はライターとして、著名な作家や企業家の方々のインタビューを数多くされてるのですが、そうした著名な方々に共通してるのは、何か行動をするのにやる気が起きるのを待つということはしないで、とにかくまずは行動に移すことだそうです。
例えば小説家ですと、やる気が起こるのを待って、やる気が起きてから小説を書き始めるということはしないで、とにかく書き始めるのだそうです。そうして、たらたらと書いているうちに何かしらの「やる気」が出てくる。
これも同じ講演で聞いた話ですが、脳の仕組みとして、「やる気」というのは、何もしないうちからむくむくと生じるものではなく、何らかの行動をしているなかで生じてくるものなのだそうです。つまり、「やる気のスイッチ」だとか「やる気が出てから」だとかウダウダと考えるのは時間のムダということです。「やる気」が行動の内にしか生起しないのだとしたら、何もしないで「やる気」が出るのを待っていても、そんなの徒労にすぎませんよね。いつまで待っても「やる気」が起きることはないでしょう。
とにかく始めてみる
これって自身の経験を振り返ってみると、あるあるだと思いませんか?
部屋の片づけを始める前は億劫でなかなか始められなかったのが、いざ始めてみると夢中になっていたり、仕方なく風呂掃除に取りかかったら、タイルのひとつひとつをピカピカになるまで磨きこまないと気がすまなくなってたり、程度の差こそあれ、誰にでも似たような経験はあるんじゃないでしょうか。行動の中にしか「やる気」は生じないのです。
考えると、これだけ多くの人が「やる気が出ない」と悩んで、「やる気」についての本が巷に溢れてるのは、「やる気」というものの捉え方を誤ってるからでしょう。
やらなければいけないことがあるのに、取りかかれなくてグズグズしてる、「やる気が起きない」なんて気持ちになってたら、とにかく取りかかってみてください。
行動に移してみると「やる気」云々なんて考えはどこかへ行ってしまうと思いますよ。